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危険すぎて公開できないAIが登場──これはセキュリティの終わりの始まりなのか?

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AIが人類のサイバーセキュリティを超えた可能性が示された週。AnthropicがOS・ブラウザのゼロデイ脆弱性を自律発見する「Claude
Mythos」を"危険すぎる"として一般公開を見送り、AIと安全保障の関係が根本から問われています。一方、ソフトバンクが国内初のAIエージェント搭載スマホ「Natural
AI Phone」の独占販売を発表するなど、AIが身近なデバイスへと急速に浸透しています。
今週のITニュースをひと言で表すなら「AIが守り手にも脅威にもなる転換点」の週でした。
Anthropicの新モデル「Claude Mythos
Preview」は、27年間見つからなかったOpenBSDの脆弱性や、16年間放置されていたFFmpegのバグを自律的に発見。Firefoxの脆弱性を悪用した攻撃コードを181件生成するなど、従来モデルのわずか2件と比べ圧倒的な能力を見せました。同社はApple・Google・Microsoft・AWSなど約50組織と「Project
Glasswing」という防衛連合を組み、セキュリティの専門家からは責任ある公開として評価される一方、透明性の不足を指摘する声も上がっています。米財務省やFRBも緊急会議を開催するなど、その衝撃は金融規制当局にまで波及しました。
こうしたAIの高度化に呼応するように、IBMも自律型セキュリティサービス「IBM Autonomous
Security」を発表。一方、Adobe
Acrobat/Readerにはゼロデイ脆弱性(CVE-2026-34621)が発覚し、PDFを開くだけで情報が盗まれるリスクが現実のものとなっています。
デバイス面では、ソフトバンクが米Brain Technologies製「Natural AI
Phone」を4月24日に国内独占発売すると発表。複数アプリをまたいで操作を代行する独自AI「Natural
AI」を搭載し、スマホの操作体系そのものを塗り替えようとしています。Googleも「パーソナルインテリジェンス」を日本でも提供開始し、Gmail・フォト・YouTubeを横断したパーソナライズ回答が可能になりました。
インフラ面ではラピダスが2nm世代の3Dパッケージング解析ラインを稼働させ、日本の半導体製造基盤の再構築が着実に進展。サーバー用DRAMが前年比95%高騰す
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